星のシナリオ・どの惑星意識で生きているか


星のシナリオに登場する基本の星たち・月〜冥王星
それぞれのドラマを通して、
月〜冥王星を身につけて魂を成長させていく…

星のシナリオには共通して
そんな魂の成長ゲーム的な面があります


基本的には生まれた時から順に
月、水星、金星…と、それぞれの惑星意識を
発達させていくような流れで描かれているけれど

もともとのホロスコープに刻まれたスタート時の
個性としての惑星意識の違いのようなものも
あるように感じています

それは、今回の人生のはじまりはみんな
赤ちゃんからスタートするけれど

魂視点では何度目のどんなかたちでの転生で…って

そこのあたりの設定がみんなそれぞれという感じですね


月から始まり順調にその意識を発達させて
魂の成長ゲームをステージを上げていくように
進んでいければいいのだけれど

そうはいかないのもこの世界の人生ゲーム
おもしろいところなのかもしれませんね

肉体の年齢があがればステージが次に進めるとは限らず
何歳になっても魂の成長ゲーム視点では
成長していないという場合もあるかもしれません


例えば、月の意識で生きているというのは
イメージするなら、乳幼児の感じです

生理的欲求を満たそうとするステージですね

他者との調和や社会での自分という視点はなく
自分の肉体を維持することに意識の重点が
おかれてるといった感じかな

で、これが冥王星へと順にいくにしたがって
視野が広がっていくわけですよね

月では自分の肉体のことしか意識できない
そこから最も離れた冥王星に進むと
もう宇宙と隣り合わせの視点まで広がっていく


そのどの意識で生きているか?
どの意識が正しいとか偉いとかでもないのですが

魂の成長ゲーム的には
すべての惑星意識で自分の人生と向き合えた方が
当然体験できる範囲が広くなります

いつまでも乳幼児のステージでは
体験できることも限られてしまうのは想像できますよね


一般的な星読みでは
トランスサタニアン、特に海王星と冥王星は
個人の人生にはあまり関係ない…
という考えもあるようですが

星のシナリオ的にはやはり
すべての惑星意識で自分の人生を体験することで
「あがり」だととらえています


これまで、
「今回の人生で最後でいい気がしている」
という感覚をもつ人たちに何人も逢ってきました

その人たちのホロスコープは
トランスサタニアンが主張しているものが多く

お話を聞いてみてもやはり
既存の社会という枠の中で生きることに
生きづらさを感じてきたというのがあるあるでした

このタイプの人たちは
スタート時がトランスサタニアンの意識で
魂的にはこれまで何度もこのゲームにチャレンジしていて
今世こそあがるんだ!という感じなんだと思います

ふつうに月から順を追っていては
なかなか冥王星意識まで辿り着くのは遠いけど
前世の記憶を携えながら今世でリベンジ

オウルドソウルと呼ばれることもあるかもしれないし
単なる「追試組」なのかもしれませんが


こういう人たちの場合は
すでに意識、視野がずっと広いので
自分の使命を覚えていたり
全体のビジョンを受けとっていたりします

ただその意識だけでこの現実社会を生きるには
スケールが違いすぎるので

その人たちももちろん月から一つずつ
今世の私としての意識を発展させていくのがゲームです

特にトランスサタニアンの意識のままだと
肉体にその意識を収めることが窮屈に感じられる
ということもあるようで

一番ベースになるはずの月の意識が
疎かになりやすいことも、このタイプの人たちに
あるあるな話です

この地球での人生ゲーム
なのでどうしたって、肉体を維持しなければ
ゲームオーバーになってしまう

その感覚に慣れるのが難しく
幼少期に既存の社会からそんなラベルを
貼られてしまう人たちもいるかもしれません

そこまでいかなくても、
ごはんを全然食べない子だった
全然寝ない子だった
なんていうエピソードをもっているかもしれませんね

もしそういう子どもを迎えた親は
きっとその子によって
意識の拡大を促されているんだと思いますよ


既存の社会では生きづらかったこのタイプの人たちには
全体の中での役割として一つ大切なものが
あるようにも感じています

それは今、大きな時代の転換期という
全体のシナリオの設定の中で

その大きな流れと新しい時代の風を感じられる意識を
既存の社会で表現していくことです

特に年齢が低くなるほど
これまでの社会の枠に収まらないような子ども達が
多く生まれてきてると感じませんか?


占星術の世界では長いこと
土星までの7つの惑星で世界を語ってきたようです

近年になり発見され加えられたトランスサタニアン
天王星、海王星、冥王星

いろいろな説があるでしょうが
それらの惑星も、昔から存在はしていた
だけれど意図的に扱われなくなった…

というお話を読んだ時に
私はゾクッとそれが心に響きました

つまり、これまでの人間の社会をつくるうえで
トランスサタニアンの意識を開かれては困る人が
いたんでしょうね

トランスサタニアンの意識で生きる人が多くいては
常識やルールで人々をまとめることができなくなります


だけれど
今この大きな時代の転換期に
その意識が必要なんだと感じています

そして、星のシナリオに
トランスサタニアンの意識を強く刻んできた人たちは

その意識を自覚し
だけれど月からの自分も急ピッチで育んで

この世界に新しい世界を表現していくことを
率先して演っていくことが
その人自身の星のシナリオを最高に輝かせることにも
繋がるんだと思います


松村潔著「ディグリー占星術」の中で
この惑星意識のお話を、東日本大震災を例にして
書かれている章があります

個人的にはあの時、
天王星アラームが鳴ったと感じて
それからの人生に大きな転機の一つになったので
天王星意識であの出来事を体験していたんだなと思いました

私のホロスコープで天王星は
MCに重なり、なおかつドラゴンヘッドも重なっています
ぱっと見かなり天王星主張のホロスコープです

そしてアセンダントが山羊座の私は
その頃からちょうど冥王星がアセンダントに
コンタクトしてくる巡りで

しかもネイタル冥王星とスクエアという配置
否が応でも冥王星の響きを感じる星のじかんを
体験してきました

そのおかげもあってか⁈
2020年は特に冥王星の響きを強く感じるようになっています


冥王星意識では実生活には
あまり活かせないのかもしれませんが

2020年の冥王星は
1/13頃に土星と、4/5頃には木星と重なり
現実社会にその宇宙意識が流れ込むじかんがありました


今なら、大きな時代の転換期を迎えてるんだよ
そんな壮大な視点からのメッセージにも
耳を傾けてくれる人も多くなりますね


今回の騒動も
どの惑星意識で受けとるかによって
感じ方がそれぞれだと思います

それぞれでいい

でもみんなにとってきっと
ひとつステージを進めるチャンスだし
ステージを進めて視野が広がることで
大きな緩やかな流れに乗って体験できるはずです